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エピクロス学派 エピクロスがくは

大辞林 第三版の解説

エピクロスがくは【エピクロス学派】

エピクロスの哲学論を奉じる学派。アポロドロス、ローマ時代のルクレティウスなど。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エピクロス学派
えぴくろすがくは
Epikoureioiギリシア語
epicurean school英語

古代ギリシアの哲学者エピクロスの説を奉じた一学派。彼の生前、すでにこの学派は一つの学問・修道的共同体として成立していた。この共同体は、成員各自の分に応じた喜捨によって維持され、婦人や奴隷にも広く門戸を開放した。弟子たちは師の主要教説を聖務日祷(にっとう)的抜粋によって記憶し、深い友情のなかで日々倫理的向上に励んだ。エピクロスの死後、この学派は約600年間続いたが、その間、師の学説に大幅な変更もしくは発展を加えた者はいない。紀元前2世紀には師の主要教説のテキストや書簡集が編まれたが、前1世紀の前半にルクレティウス(前94?―前55?)が『物の本質について』という一書によって、エピクロスの原子論と倫理学説を詳細に祖述したことが、この間における最大のできごとである。ヘレニズム時代にはストア学派と拮抗(きっこう)する勢力を保ったこの学派も、ローマ帝政期以降、その非社会的姿勢によってしだいに勢力を失い、古代末期にはキリスト教の増大によって圧迫され、ついに死滅した。[岩田靖夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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