エピメラーゼ

化学辞典 第2版 「エピメラーゼ」の解説

エピメラーゼ
エピメラーゼ
epimerase

イソメラーゼの一種.エピマー(二つ以上の不斉炭素原子を有する異性体うち一つの不斉炭素原子についてのみのジアステレオマーのこと)の相互変換を触媒する一群酵素.たとえば,アルドース-1-エピメラーゼ(アルドースムタロターゼ)は,下記の相互変換を触媒する酵素であるが,そのほかUDPグルコース-4-エピメラーゼ,リボースホスファート-4-エピメラーゼなどがこれに属する.[CAS 37342-00-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「エピメラーゼ」の解説

エピメラーゼ

 [EC5.1]の酵素.ラセマーゼを含む.エピマー化を触媒する酵素.例:UDPアラビノース-4-エピメラーゼ[EC5.1.3.5](UDParabinose-4-epimerase).この酵素はNADを含む.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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