エボシミジンコ

世界大百科事典 第2版の解説

エボシミジンコ

海産のミジンコ類中の一つ,オオメミジンコ科エボシミジンコ属Evadne甲殻類の総称。沿岸のプランクトンとしてふつうに出現する。体長0.5~1mmくらい。一見淡水産のミジンコに似ているが,背甲葉状の肢を包まず,体の背側に垂れ下がっており,育房としての役を果たすだけである。日本沿岸では種類と生息地の海水温度によっても異なるが,早春より秋にかけて定期的に出現する。初めのうちは雌ばかり現れて,単為生殖によって雌は育房内に夏卵を産む。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

医療過誤

診療過誤ともいい,医療行為一般の誤りをさす。医学知識の不足,医療技術の未熟,診療行為の全体としての疎漏さ,不適切な薬剤や医療器具の使用などが原因となる。具体的には誤診,診断の遅延,手術過誤,注射事故,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android