エントウーリティック(その他表記)entoölitic

岩石学辞典 「エントウーリティック」の解説

エントウーリティック

ギュンベルがウーライト粒に用いた語で,この粒は外側から成長し,そのためにしばしば内部空洞が見られる.この種のウーライト質の粒はカルルスバードの温泉などで形成される.これらは炭酸塩周囲に浮遊している石灰の泡が堆積して成長する.形成された薄い膜は動き回る泡が急速に増加して,最終的には十分重くなり球体が底に沈澱する[Gümbel : 1878, Hatch : 1888].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android