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オオワラジカイガラムシ Drosicha corpulenta

世界大百科事典 第2版の解説

オオワラジカイガラムシ【Drosicha corpulenta】

半翅目ワタフキカイガラムシ科の昆虫。雌雄異形で雄成虫は1対のすす色の翅を備え,一見双翅類に似る。雌成虫は幼虫期のものとほぼ同形で無翅。楕円形で体環節の表す形状がわらじに似ることからこの名がある。日本最大のカイガラムシで,成熟すると体長10~15mmに及び,体表には淡く白粉状の分泌物を装う。終生,あしを有し,歩行,移動が可能で,腹部に気門をもつことなどで原始的なカイガラムシとされる。日本原産で,カシ,クリ,シイ,マテバシイなどの枝,幹に寄生し,しばしば都市部の公園に多発する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報