出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
岐阜県北部、吉城郡(よしきぐん)にあった旧村名(河合村(むら))。現飛騨(ひだ)市の西端部を占める地域。2004年(平成16)古川町、宮川(みやがわ)村、神岡町と合併、飛騨市となる。旧河合村は、宮川流域の一部と、宮川の支流小鳥川(おどりがわ)流域にまたがり、面積は広いが、大部分が山地である。農林業を主産業とし、和牛の生産、肥育、イワナ、ニジマスなどの淡水魚の養殖が盛んであるほか、伝統産業の手漉(てすき)和紙が残る。宮川、小鳥川の合流点付近に中心地区の角川(つのがわ)があり、JR高山本線の駅もある。国道360号が角川、天生(あもう)峠を経由しているほか、国道471号が通る。小鳥川上流に下小鳥ダムが建設され(1973)、保(ほ)、舟原(ふなばら)などの集落が水没した。5月の富士神社例祭で奉納される小雀獅子舞は県の重要無形民俗文化財。
[上島正徳]
『『吉城郡河合村誌』(1957・河合村)』
奈良県北西部、北葛城(かつらぎ)郡にある町。1971年(昭和46)町制施行。地名は大和(やまと)川の各支流が合流することに由来する。町の中心部を佐味田(さみた)川が北流し、西部は馬見(うまみ)丘陵が占める。水田農業中心でイチゴ、ブドウ、野菜栽培も盛ん。歴史は古く、大塚山古墳群、乙女山古墳、ナガレ山古墳(以上国史跡)や元官幣大社広瀬神社などが点在する。隣接する広陵(こうりょう)町にまたがって馬見丘陵公園が広がる。近畿日本鉄道田原本(たわらもと)線が通じ、西名阪自動車道法隆寺インターチェンジがある。西大和ニュータウンの建設で人口が急増した。面積8.23平方キロメートル、人口1万7018(2020)。
[菊地一郎]
奈良県北西部,北葛城郡の町。1971年町制。人口1万8531(2010)。北境を西流する大和川に葛下川,佐味田川,高田川,曾我川が合流する地点にあり,町名はこれに由来する。北部をJR関西本線,近鉄田原本線が通り,1969年には西名阪自動車道の法隆寺インターチェンジが設置されるなど交通の便がよいため,近年西大和ニュータウンなどの住宅地の造成が進み,70年から80年にかけて人口は倍増し,その後も増加を続けている。丘陵部では大正初めごろからブドウ栽培が盛んで,平地部でも機械化の進んだ稲作が行われている。御田植祭で知られる広瀬神社があり,大塚山古墳群(史),乙女山古墳(史)など古墳も多い。
執筆者:松原 宏
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