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オランダ建築 オランダけんちくDutch architecture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オランダ建築
オランダけんちく
Dutch architecture

オランダ建築は常に隣接諸国の影響下に発展している。最初期の建築は,カロリング期,ロマネスク期にさかのぼる。ゴシック期のユトレヒト大聖堂は,聖歌隊席部分しか完成されなかったが,オランダ建築の独自性の萌芽であった。しかしその後フランドルの影響が強まる。ルネサンス様式は,ボローニャのトマソ・ビンチドールによってブレダの城に移入されたが,H.ケイゼルによって確立された古典主義が,よりオランダ的な趣味として 17世紀初めより 19世紀まで持続している。 J.カンペンによるハーグのマウリッツハイスなどはその例である。煉瓦を用い,中庭をもった一般の建築も,伝統的なオランダ様式として注目される。 19世紀のロマン派建築は,P.カイペルスアムステルダム国立美術館に代表される。 20世紀には H.ベルラーヘの影響下に「デ・ステイル」の運動が起り近代主義建築の母胎の一つとなった。

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