母胎(読み)ボタイ

デジタル大辞泉 「母胎」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐たい【母胎】

母親胎内
物事を生みだす基盤となるもの。「懐疑こそ知識母胎である」
[類語]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「母胎」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐たい【母胎】

  1. 〘 名詞 〙 体内に新個体を持っている母体、特に、その胎内をいう。主として哺乳類で用いる。胎児とは胎盤を通して連絡していて、胎児は一定期間母体内で発育し、産出される。転じて、ある物事の基盤となるもの。
    1. [初出の実例]「母胎をいでぬれば、ころとなれば也」(出典:名語記(1275)五)
    2. 「心中に感じた神の権威の圧迫の実感こそ、文学の母胎なのではないか」(出典:宗教と文学(1957)〈亀井勝一郎〉告白と虚構)

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