コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カダル派 カダルは Qadarīyah

1件 の用語解説(カダル派の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カダル派
カダルは
Qadarīyah

初期イスラム神学のなかの一学派の名称。ウマイヤ朝末期,首都ダマスカスを中心に展開された思想運動で,人間の意志,行動はすべて神によって決定されると主張する極端な決定説論者たち (ジャブル派) に対抗し,人間の意志の自由を擁護しようとした自由意志論者たちの一派をカダル派という。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のカダル派の言及

【イスラム】より

…このように,ムスリム多数の信仰に立脚するスンナ派は,イスラム学者H.ギブの指摘するとおり,〈意見の相違は信仰の内容を豊かにするもので,むしろ神の恩寵であるとする寛容さ〉を特徴とする。カダル派,ムータジラ派は最終的にはスンナ派に吸収され,哲学は方法論を,神秘主義は人格的な霊的体験を提供し,あげてスンナ派の信仰内容を豊富にすることに奉仕した。〈神は唯一にして,ムハンマドは神の使徒である〉という簡潔なシャハーダ(信仰告白)こそ,スンナ派の寛容さを端的に物語る。…

【イバード派】より

…最初の指導者アブド・アッラーフ・ブン・イバード‘Abd Allāh b.Ibād(生没年不詳)の名によって名づけられたハワーリジュ派の穏健な一派。彼らはイブン・アッズバイルの支配を受け入れてバスラにとどまり,第2次内乱の平定(692)後はウマイヤ朝の支配を甘受した。またタキーヤ(危害を恐れて信仰を隠すこと)を認め,コーランにハッドと定められた罪を犯した者はムーミン(信者)ではないが,ムワッヒド(一神教徒)であるとして,同じイスラム教徒としての共通性を重視した。…

※「カダル派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

カダル派の関連キーワードラービアイスラム聖戦機構イスラム地区イスラム神学校と公教育クレスウェルゴルトツィーハーシャー・ワリー・ウッラーイスラム神学イスラム神秘主義教団《初期イスラム建築》

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone