カッスルレイ(英語表記)Castlereagh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カッスルレイ」の意味・わかりやすい解説

カッスルレイ
Castlereagh

イギリス北アイルランド東部,ベルファスト南東に位置する地区(district council area)。行政府所在地ベルファスト。アイルランド語では An Caisleán Riabhach。1973年の自治体再編で旧ダウン県と旧アントリム県にまたがる領域に設置された。起伏のある低地で,南西リスバーン,北はノースダウン,東はアーズ,南はダウンの各地区に接する。14世紀アルスターオニール家がこの地に移民し,その拠点グレイ・カッスルが地名の由来となった。農地も多いが土地の大半は第2次世界大戦後に開発された住宅地で占められ,ベルファスト東部の造船,航空機製造およびその関連産業に従事する住民も多い。計画郊外都市ニュータウンブリーダには工業団地がある。ベルファストから南東に延びる道路が複数通る。面積 84km2。人口 6万6488(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android