デジタル大辞泉
「ダウン」の意味・読み・例文・類語
ダウン(down)
[名](スル)
1 下がること。また、下げること。「イメージがダウンする」「生産量をダウンする」「スピードダウン」「コストダウン」⇔アップ。
2
㋐ボクシングで、倒れるなどして競技不能の状態になること。「連打を受けてダウンする」「ノックダウン」「スリップダウン」
㋑疲労や病気などで、物事を続けられなくなること。「風邪をこじらせてダウンする」
㋒機械などが故障すること。「システムダウン」
3 ゴルフのマッチプレーや球技などで、リードされていること。⇔アップ。
4 《「ダン」とも》野球で、1イニング中のアウトの数。死。「ツーダウン、フルベース」
ダウン(down)
下羽。特に、水鳥の羽毛の下に生える、むく毛。柔らかく保温性に富む。
[類語]羽毛・毛・羽・フェザー
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ダウン
- 〘 名詞 〙 ( [英語] down 「下へ」の意 )
- ① 基準、能率、出力などを引き下げること。また、それらが下がること。「学力がダウンした」「コストダウン」「レベルダウン」
- ② ボクシングで、競技者の足の裏以外の部分がマットに触れた状態。ロープに倒れかかったり、立ったままグロッキーの状態になることにもいう。
- [初出の実例]「ダウンしたボクサーが試みる必死の最後の突撃」(出典:武州このごろ記(1935)〈北条清一〉自力更生村を訪ねて)
- ③ ( ②から ) 疲労したり、意欲を失ったりして、まいってしまうこと。また、機械などが作動しなくなること。「システムがダウンする」
- [初出の実例]「カンヅメビールを半分行かぬうちにダウンするくせがついた」(出典:ハッピネス(1973)〈小島信夫〉三)
- ④ [ 異表記 ] ダン「ワンダン」「ツーダン」のように用いて、野球で、攻撃側の選手が何人アウトになっているかを示す語。
- ⑤ アメリカン‐フットボールで、攻撃チームが行なうゲームの単位。センターのスナップからボールデッドまで。四回の間に一〇ヤード以上前進しないと攻撃権は相手チームに移される。
ダウン
- 〘 名詞 〙 ( [英語] down ) 水鳥の羽毛の下に生える柔らかいむく毛。羽布団や枕、防寒衣料の詰め物として用いる。他の外来語と複合しても用いる。「ダウンウエア」「ダウンジャケット」
- [初出の実例]「一般には、ダウンと呼んでいる羽毛が最高級品だ」(出典:赤い雪崩(1968)〈新田次郎〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ダウン
Daun(Dhaun), Leopold, Reichsgraf von
[生]1705.9.24. ウィーン
[没]1766.2.5. ウィーン
オーストリアの軍人。ポーランド継承戦争 (1734~35) ,トルコ戦争 (37~39) ,オーストリア継承戦争 (40~42,46~48) に参加。その後オーストリア陸軍の再編,改革に努め,七年戦争にはオーストリア軍総司令官として参加。 57年コリーン,58年ホーホキルヒでフリードリヒ2世 (大王) を破ってプロシア軍をボヘミアから駆逐したが,60年トルガウの会戦でフリードリヒに敗れた。 62年オーストリア軍事委員会委員長となって,再びオーストリア軍の軍制改革に尽力した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ダウン
アメリカに本拠地を置く日用消費財メーカー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が製造・販売する台所用洗剤のブランド名。粉末タイプと液体タイプがある。「ドーン」ともする。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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ダウン
リングの内外を問わず、キャンバスに足の裏以外の体の部分が触れること。レフェリーがダウンと判断してから一〇秒のカウントが始まり、立ち上がれないとノックアウト(KO)。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
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出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報
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ダウン
生年月日:1705年9月24日
オーストリアの軍人
1766年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のダウンの言及
【アメリカン・フットボール】より
…プレーは攻撃側のセンターがボールをスナップすることで始まり,それを受け取るクオーターバックや,プレーを効果的に展開するためのシグナルコールを創案した。82年には攻守交代のルールであるダウンと必須前進距離を考案。つまりスナップで始まりボールの前進が停止するまでのプレーの1区切りをダウンと呼び,連続3度(現在は4度)のダウンのうちに5ヤード(現在は10ヤード。…
【羽毛】より
…このため多くの鳥でさまざまの飾羽(かざりばね)や冠羽が発達している。【森岡 弘之】
[羽毛の利用]
人間が生活面でおもに利用しているのは正羽(フェザー)と綿羽(ダウン)で,形,色調,模様の美しいクジャクやダチョウ,キジ,ゴクラクチョウなどのフェザーは,紀元前のエジプト,バビロニアなどで,また南北アメリカ・インディアンの間で王室や権力の象徴として王冠,頭飾,ケープ,扇などに使用された。ヨーロッパでも15世紀ころから男女とも帽子の装飾,髪飾,襟巻,衣服の縁どりなどに用いられている。…
【カモ(鴨)】より
…卵は6~12個程度を産むものが多く,抱卵日数も24~28日程度のものが多い。雌が腹部の綿毛(ダウンと呼び,良質の防寒具に利用される)を抜いて巣の内側に敷きつめ,卵の保温に役だてている種が多い。孵化(ふか)した雛は綿羽に包まれているが,羽毛が乾くとすぐに歩行,遊泳が可能で,親についていくことができる。…
※「ダウン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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