カツ・かわく・むさぼる(漢字)

普及版 字通 の解説


16画

[字音] カツ
[字訓] かわく・むさぼる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は歇(かつ)。〔説文八下に「(いんせつ)せんと欲するなり」とし、(渇)(かつ)声とする。〔段注〕に「此れ形聲を擧げて會(か)ぬ。なるは、水盡くるなり。竭に同じ。水くときは則ち水を欲す。人(かわ)くときは則ち飮を欲す。其の一なり。今則ち竭を用(もつ)て水の字と爲し、を用ての字と爲す。而して字廢し、の本義廢す」という。と同じく、貪る意を本義とし、〔国語、晋語八〕「今、日を(もてあそ)び(むさぼ)る」を〔左伝、昭元年〕に「び日をる」に作る。

[訓義]
1. かわく、のどがかわく、うえる。
2. むさぼる、おそしとする。

[古辞書の訓]
名義抄 ミヅニウヱタリ・ツク・ネガフ・ネムコロ・ウウ・ミヅナシ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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