精選版 日本国語大辞典 「カナン語」の意味・読み・例文・類語 カナン‐ご【カナン語】 〘 名詞 〙 「旧約聖書」でたびたび言及され、イスラエル民族に対する神の約束の地であるカナンで話された諸言語。言語学的には、セム語族北西セム語派に属するとされる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「カナン語」の意味・わかりやすい解説 カナン語【カナンご】 シリア,パレスティナ地方で用いられた言語群の総称で,アラム語とともに北西セム語派を構成する。Canaanite。古カナン語はアマルナ文書中にみられる。下位言語としてヘブライ語,フェニキア語,モアブ語(前9世紀から)等がある。ウガリト語がカナン語か否かは未決定。現代語としてはイスラエルの公用語イブリト(現代ヘブライ語)がある。→セム語族 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カナン語」の意味・わかりやすい解説 カナン語カナンごCanaanite languages シリア,パレスチナ地方に話された,互いに近い関係にある古代語の総称。 (1) アマルナ文書で知られる古代カナン語 (前 15世紀) 。 (2) メシャ碑文で知られるモアブ語 (前8世紀) 。 (3) 旧約聖書のヘブライ語 (前 10~6世紀) 。 (4) 前 13~1世紀の碑文で知られるフェニキア語。これらのカナン語は,セム語族に属し,アラム語やウガリト語とともに北西セム語群を形成している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by