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カミヤツデ(紙八手) カミヤツデTetrapanax papyriferum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カミヤツデ(紙八手)
カミヤツデ
Tetrapanax papyriferum

ウコギ科の大型常緑低木。ツウダツボク (通脱木) ,ツウソウ (通草) などの名で呼ばれることもある。中国大陸南部と台湾などに自生する。日本では庭木として植えられることもあり,暖地では逸出して自生状態となっている。地下に長い根茎が走り,それから出る茎は直立して生長が速く,1~2年で 2mから 5mにも達する。この幹は太く,柔らかく,中央に白い髄が発達している。葉は幹の先に集ってつき,長い柄があって全体は径 30~60cmもの円形で,ヤツデのように掌状に裂ける。葉質は薄く,裏面に淡褐色の毛が密に生えている。秋から冬に大きな円錐花序を出し,この花序の軸にも葉の裏と同じ毛が密生する。個々の花は小さな黄白色の4弁花で多数が球状に集ってつく。幹の髄を集めて圧縮し,薄くそいだものを通草紙と呼び,中国で古くから紙として使われた。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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