カムチャツカ川(読み)カムチャツカがわ(英語表記)reka Kamchatka

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カムチャツカ川」の意味・わかりやすい解説

カムチャツカ川
カムチャツカがわ
reka Kamchatka

ロシア東部,カムチャツカ地方を流れる川。全長 758km。流域面積 5万5900km2カムチャツカ半島脊梁山脈であるスレジンヌイ山脈南部に源を発し,同山脈とボストーチヌイ山脈との間にある中央カムチャツカ平野を北東流したのち,東に流れを変えてベーリング海のカムチャツカ湾に注ぐ。温泉が湧出する地点を除き,11月~4月末は結氷する。河口から 486km上流まで航行可能。木材流送も行なわれる。河口に漁港ウスチカムチャツクがある。流域はこの地方第1の農業地帯となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android