カラフトワシ(読み)からふとわし(その他表記)spotted eagle

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カラフトワシ」の意味・わかりやすい解説

カラフトワシ
からふとわし / 樺太鷲
spotted eagle
[学] Aquila clanga

鳥綱タカ目タカ科の鳥。ユーラシア中部に分布する。日本では、神奈川、宮城、沖縄の各県で迷鳥としての記録があるにすぎない。全長約70センチメートル、成鳥の体は黒褐色で、上尾筒はわずかに白色をしている。若鳥のうちは翼に淡色斑(はん)が散在する。広い森林にすみ、とくに湖や川の近くの開けた場所を好む。小形の哺乳類(ほにゅうるい)や爬虫類(はちゅうるい)、小鳥などを捕食するが、イヌワシと異なり性質は荒くない。

高野伸二


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む