カルドーゾ(読み)かるどーぞ(その他表記)Elizeth Cardoso

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルドーゾ」の意味・わかりやすい解説

カルドーゾ
かるどーぞ
Elizeth Cardoso
(1920―1990)

ブラジルの女性サンバ歌手リオ・デ・ジャネイロに生まれる。10歳のころから働きながら歌を勉強し、15歳美容院に勤めた。たまたま近所のダンスホールに採用され、歌手としてデビューしたが、認められたのは1950年代に入ってからである。60年代の後半、サンバ・リバイバルの波にのって、ふたたび脚光を浴びた。情感のこもった味わいの深い歌声を聞かせるベテランで、たびたび日本公演を行い、成功を収めた。

[永田文夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む