カレヴァラ(その他表記)Kalevala

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カレヴァラ」の解説

『カレヴァラ』
Kalevala

1835年に医師レンルートがカレリア地方を中心に採取し,編纂した叙事詩。49年に修正,加筆された。世界の創造から始まり,カレヴァラ国とポホヨラの国という架空の国々の間で繰り広げる戦いを中心とした物語。当時,スウェーデン文化の支配下にあったフィンランドにおいて,フィンランド語で書かれた『カレヴァラ』は,フィンランド文化の象徴となり,さらにロシアからの独立運動の象徴にもなった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む