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カロク族 カロクぞくKarok

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カロク族
カロクぞく
Karok

アメリカ西海岸,カリフォルニア州北部のクラマス川中流域におもに居住するアメリカインディアンの一民族。竪穴の上にシーダーの板を敷いた住居に住み,数百の村が河岸に点在した。村単位をこえる政治組織はなく,首長も存在しない平等社会であったが,通貨に使われ富の象徴でもあったツノガイを多く蓄積する人が尊敬されていた。勤勉さや禁欲,節約を重んずる価値観をもつ文化は隣接するユロクやフパなどの民族と相似しているが,その言語はホカ語族に属し,周辺の諸言語とは通じない孤立語であった。クラマス川にさかのぼるサケのほかシカ,ヘラジカ,クマや小動物をとり,カシの実 (どんぐり) などを採集,タバコは唯一の栽培植物であった。 19世紀初頭ヨーロッパ人の交易者と接触した頃の人口は約 2700と推定されるが,1850年代にはゴールド・ラッシュなどの影響で約 1000人にまで減少。指定居留地には移住させられなかった。現在の人口は約 3700といわれる。

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