ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キム・ヨンサム」の意味・わかりやすい解説
キム・ヨンサム(金泳三)
キム・ヨンサム
Kim Young-sam
[没]2015.11.22. ソウル
大韓民国(韓国)の政治家。大統領(在任 1993~98)。コジェ(巨済)島の網元の家に生まれる。1952年ソウル大学卒業,1954年国会議員初当選。1974年新民党総裁。1979年与党により国会議員を除名され,1980年の光州事件後に自宅軟禁,一時政界を追われた。1984年在野政治組織「民主化推進協議会」を結成,共同議長に就任。1985年政治活動禁止が解かれ,1987年民主党総裁。パク・チョンヒ(朴正煕)政権,チョン・ドファン(全斗煥)政権下では民主化のため,キム・デジュン(金大中)とともに野党政治家として活動,1990年与党民主正義党,野党民主党,共和党 3党合同による民自党を結成しノ・テウ(盧泰愚)政権に協力,同 1990年民自党代表最高委員となる。1993年第14代大統領に就任,韓国に 32年ぶりに文民政権をもたらした。著書に『40代旗手論』『民主化の旗を掲げて』『わが祖国の真実』などがある。
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