キラー衛星(読み)キラーエイセイ

デジタル大辞泉 「キラー衛星」の意味・読み・例文・類語

キラー‐えいせい〔‐ヱイセイ〕【キラー衛星】

killer satellite》敵の人工衛星または核弾頭攻撃・破壊するための軍事衛星

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「キラー衛星」の解説

キラー衛星

他国の人工衛星に対する攻撃や妨害活動を目的とした軍事衛星。「衛星攻撃衛星」「対衛星兵器」とも呼ばれる。ロシア中国などが開発を進めているとされる。防衛省は2023年度からの運用を目指す宇宙監視レーダー(山口県山陽小野田市)の監視対象に同衛星を加え、航空自衛隊に宇宙領域専門部隊を新設して宇宙空間の状況を常時監視し、米軍とも情報を共有するとしている。

(2018-12-25)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のキラー衛星の言及

【コスモス衛星】より

…気象衛星メテオールシリーズのためにはコスモス44号,通信衛星モルニヤシリーズのためにはコスモス41号が,そして有人宇宙船ソユーズシリーズのためにはコスモス133号がそれぞれに先駆けて打ち上げられている。軍事衛星としてのコスモスは,航行,早期警戒,海洋監視,偵察のほか衛星攻撃実験を目的としても打ち上げられているが,この中で注目されるのは海洋監視衛星と衛星攻撃実験衛星(キラー衛星)である。海洋監視衛星はアメリカ海軍の動きを監視するためのもので,この衛星にはレーダーに大電力を供給するために原子炉を積載しているものもある。…

※「キラー衛星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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