ひ‐まわり ‥まはり【向日葵】
〘名〙
キク科の
一年草。北アメリカ
原産で、観賞用に広く栽培される。高さ二~三メートル。全体に剛毛を
密布する。葉は
長柄のある
心臓形で縁に粗い鋸歯
(きょし)がある。夏から秋にかけ、
茎頂に径一〇~四〇センチメートルの頭花が
横向きに咲く。周縁部の舌状花は鮮黄色で中心の管状花は紫
褐色。花は太陽の移るのにつれて回るといわれるが実際にはあまり動かない。
種子は
灰白色を帯び長さ約一センチメートルの
倒卵形で、
食用または石けん・塗料用の油をとる。
漢名、向日葵。ひぐるま。
にちりんそう。てんがいばな。
サンフラワー。《季・夏》 〔花壇地錦抄(1695)〕
※
炎昼(1938)〈
山口誓子〉「向日葵
(ヒマハリ)に天よりも地の夕焼くる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「向日葵」の意味・読み・例文・類語
ひ‐まわり〔‐まはり〕【向=日=葵/日回り】
1 キク科の一年草。高さ約2メートル。茎は太くて直立し、長い柄をもつ大きな心臓形の葉が互生する。夏、周囲が鮮黄色、中央が褐色の大きな頭状花を横向きに開く。花は太陽の方を向き、その動きにつれて回るといわれるが、それほど動かない。種子は食用や採油用。北アメリカの原産。サンフラワー。ソレイユ。日輪草。ひぐるま。《季 夏》「―に天よりも地の夕焼くる/誓子」
2 弁護士記章の通称。天秤の周囲をヒマワリの花弁が取り巻くデザインであることから。→秋霜烈日
[補説]人工衛星は別項。→ひまわり
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向日葵 (ヒマワリ)
学名:Helianthus annuus
植物。キク科の一年草,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報