向日葵(読み)ヒマワリ

デジタル大辞泉 「向日葵」の意味・読み・例文・類語

ひ‐まわり〔‐まはり〕【向葵/日回り】

キク科一年草。高さ約2メートル。茎は太くて直立し、長い柄をもつ大きな心臓形の葉が互生する。夏、周囲が鮮黄色、中央が褐色の大きな頭状花を横向きに開く。花は太陽の方を向き、その動きにつれて回るといわれるが、それほど動かない。種子食用や採油用。北アメリカの原産サンフラワーソレイユ日輪草。ひぐるま。 夏》「―に天よりも地の夕焼くる/誓子
弁護士記章の通称天秤てんびんの周囲をヒマワリ花弁が取り巻くデザインであることから。→秋霜烈日
[補説]人工衛星別項。→ひまわり

ひまわり[人工衛星]

日本気象衛星愛称。昭和52年(1977)打ち上げの1号から平成7年(1995)打ち上げの5号まではGMS(Geostationary Meteorological Satellite)、平成17年(2005)打ち上げの6号以降はMTSATエムティーサット(Multi-functional Transport Satellite)が正式名称。

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精選版 日本国語大辞典 「向日葵」の意味・読み・例文・類語

ひ‐まわり‥まはり【向日葵】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の一年草。北アメリカ原産で、観賞用に広く栽培される。高さ二~三メートル。全体に剛毛を密布する。葉は長柄のある心臓形で縁に粗い鋸歯(きょし)がある。夏から秋にかけ、茎頂に径一〇~四〇センチメートルの頭花が横向きに咲く。周縁部の舌状花は鮮黄色で中心の管状花は紫褐色。花は太陽の移るのにつれて回るといわれるが実際にはあまり動かない。種子は灰白色を帯び長さ約一センチメートルの倒卵形で、食用または石けん・塗料用の油をとる。漢名、向日葵。ひぐるま。にちりんそう。てんがいばな。サンフラワー。《 季語・夏 》 〔花壇地錦抄(1695)〕
    1. [初出の実例]「向日葵(ヒマハリ)に天よりも地の夕焼くる」(出典炎昼(1938)〈山口誓子〉)

こうじつ‐きカウジツ‥【向日葵】

  1. 〘 名詞 〙 植物「ひまわり(向日葵)」の漢名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「向日葵」の解説

向日葵 (ヒマワリ)

学名:Helianthus annuus
植物。キク科の一年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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