ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キリスト教建築」の意味・わかりやすい解説
キリスト教建築
キリストきょうけんちく
Christian architecture
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…長方形のプランをもち,入口の反対側に聖域としてのアルコ・トリオンファーレとアプスをもつ3廊形式のバシリカは,俗界から入って神へと進むキリスト教的信仰の空間に合致している。また調和的世界の象徴である円堂(集中式プラン)は,権威的空間ではなく平和と和合の空間として,バシリカとともにキリスト教建築の伝統の二大形式となった。前者はローマのサン・パオロ・フオリ・レ・ムーラ教会,後者にはラベンナのサン・ビターレ教会がある。…
…キリスト教建築は,教会堂(聖堂),洗礼堂,記念堂(マルティリウム),墓廟,修道院,学校などからなるが,教会堂建築はその中核をなすものである。本項ではローマ・カトリック教会とギリシア正教会の教会堂を中心に,その変遷を概観する。…
※「キリスト教建築」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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