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キロス(2世) きろすKyros Ⅱ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キロス(2世)
きろす
Kyros
(?―前529)

古代ペルシアのアケメネス朝7代目の王(在位前559~前529)。初めはメディア王国に服属する南西部イランの一小王朝の王にすぎなかったが、紀元前550年メディア王アステュアゲスを倒して一大帝国を築いた。その後、二大政治目標(地中海沿岸の領有と東方辺境の防衛)を掲げ、東はヤクサルテス川から、西はバビロン、小アジアまでを版図に収め、自ら「大王」と称した。しかし、遊牧民マッサゲタイ人討伐の東方遠征中に戦死した。バビロンを陥落させたとき、幽囚されていたユダヤ人を解放するなど、被征服民族に対して寛大であったことから、後世には古代帝王の鏡として高い名声を得、その生涯はかなり伝説化された。[森 茂男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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