キュロス(読み)キュロス[しょう]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キュロス」の意味・わかりやすい解説

キュロス(小)
キュロス[しょう]
Kyros ho Neōteros

[生]前423以降
[没]前401
アケメネス朝ペルシアの王ダレイオス2世の子。キロスとも表記される。ペルシア名クラシュ。アルタクセルクセス2世の弟。弱年で小アジアのアナトリアサトラップ (州総督) 兼司令官に任じられ,スパルタを助けた。前 404年兄が即位すると兄謀殺計画の嫌疑をかけられたが母のとりなしで許された。任地に戻ると王位簒奪の準備を始め,前 401年ピシディア征討を口実にギリシア人傭兵多数を含む1万 3000の大軍を率いてユーフラテス河畔にいたり,そこで兄攻撃を表明。クナクサで王軍と遭遇 (→クナクサの戦い ) ,敗れて殺された。クセノフォンの『アナバシス』はこのときの戦記

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「キュロス」の意味・わかりやすい解説

キュロス(2世)
きゅろす

キロス(2世)

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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