キ・マンタプ・スダルソノ(英語表記)Ki Manteb Soedharsono

現代外国人名録2016 の解説

キ・マンタプ・スダルソノ
Ki Manteb Soedharsono

職業・肩書
人形遣い

国籍
インドネシア

生年月日
1948年

出生地
ジャワ州ソロ

専門
ワヤン・クリ(影絵芝居)

勲章褒章
インドネシア文化功労勲章

受賞
日経アジア賞(文化部門,第15回)〔2010年〕

経歴
インドネシア・ジャワ地方の伝統的な影絵芝居“ワヤン・クリ”のダラン第一人者。代々人形遣いを生業とする家庭に生まれる。ダランとは何本もの人形を操りながら、ガムランの演奏や歌を指揮し、物語を語る人。厳格なダランだった父に幼時から鍛えられ、巨匠といわれたキ・ナルトサブドに師事。13歳の時に夜を徹して上演する本格的なワヤンを成功させた。1980年代に“見せるワヤン”を宣言して華々しく登場し、ワヤン史千年の重みに娯楽性を加え、伝統芸能の世界を大きく変えたといわれる。2004年には24時間を超える前代未聞のマラソン上演を成功させて話題になった。代表作に「デウォ・ルチ」(「マハーバーラタ」から)、「アノマン使者に立つ」(「ラーマーヤナ」から)など。1997年ガムラン楽団員を率いて初来日公演。米国、欧州、オーストラリアでも上演した経験がある。2010年日経アジア賞(文化部門)を受賞。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報