クネフェナゲル縮合(読み)クネフェナゲルしゅくごう(英語表記)Knoevenagel condensation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クネフェナゲル縮合」の意味・わかりやすい解説

クネフェナゲル縮合
クネフェナゲルしゅくごう
Knoevenagel condensation

アルドール縮合反応の1種。塩基性触媒の存在下,活性メチレン基をもつβ-ジケトン,β-ケト酸エステル,マロン酸エステルなどとカルボニル化合物との脱水縮合反応をいう。触媒として弱塩基である脂肪族アミンピペリジンなどのルイス塩基が多く用いられる。たとえば,ピペリジンを触媒とするベンズアルデヒドアセト酢酸エステルとの反応によって,ベンジリデンアセト酢酸エステルが合成される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android