クルチョーヌイフ(読み)くるちょーぬいふ(その他表記)Алексей Елисеевич Кручёных/Aleksey Eliseevich Kruchyonïh

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クルチョーヌイフ」の意味・わかりやすい解説

クルチョーヌイフ
くるちょーぬいふ
Алексей Елисеевич Кручёных/Aleksey Eliseevich Kruchyonïh
(1886―1968)

ロシアの詩人。オデッサ美術学校卒業。立体未来派の理論家の一人で、フレーブニコフとともに「ザーウミ」(超意味言語)の実験を試み、「芸術家は共通言語だけでなく、特定の意味をもたぬ個人的言語をも用いて表現を行ってよい……ザーウミは世界共通の詩語をもたらす」と宣言した。彼の詩の一節「dïr, bul, shchil」は、無意味なザーウミ詩語の代名詞となる。作品では『地獄の遊戯』(1912)、『破裂』(1913)が有名。のち「レフ」(芸術左翼戦線)に属し、韻文推理小説『盗賊ワーニカとマニキュア娘ソーニカ』(1925)、ジャズのリズムを取り入れた詩集『イロニーヤッド』(1930)などを発表。

江川 卓]

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