クロップ(読み)くろつふ,くろっぷ

デジタル大辞泉 「クロップ」の意味・読み・例文・類語

クロップ(crop)

[名](スル)
切り取ること。刈り取ること。
デジタルカメラフォトレタッチソフトなどで、画像一部分を切り出すこと。トリミング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

カメラマン写真用語辞典 「クロップ」の解説

クロップ

 英語の crop動詞では 「刈り込む、切り落とす」 などの意。撮影済み画像の一部を切り出す トリミング とは対照的に、そもそも撮影の段階撮像素子の一部分のみで画像を捉えること。たとえば撮像素子の中央だけで光を捉えて処理すれば、画素数は減るものの処理速度が上がり、また疑似的にズームアップしたような画像が得られる。  このクロップという用語をいち早く使用したのは、ニコンD2X (平成17年5月発売) の 「クロップ高速機能」 である。D2Xでは有効1,240万画素の CMOSセンサー の中央部、680万画素だけで取り込み、秒間8コマ (1,240万画素時は秒間5コマ) の連写を可能にした。  クロップの機能は、その後、高画素化したデジタルコンパクトカメラに デジタルズーム の代わりに広く採用されてゆくことになった。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android