グアダルーペ(英語表記)Guadalupe

デジタル大辞泉 「グアダルーペ」の意味・読み・例文・類語

グアダルーペ(Guadalupe)

スペイン西部、エストレマドゥーラ州の町。1300年頃、羊飼いが木彫りの聖母像を発見し小さな礼拝堂が建てられたことに起源する。世界遺産文化遺産)に登録されたサンタマリア‐デ‐グアダルーペ王立修道院があることで知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「グアダルーペ」の意味・わかりやすい解説

グアダルーペ[島]【グアダルーペ】

メキシコ北西端,カリフォルニア半島北西海岸沖合270kmにある火山島。メキシコ領。ゾウアザラシなど動物多く鳥獣保護区になっている。205km2

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のグアダルーペの言及

【エストレマドゥラ】より

…再征服(国土回復戦争)が宗教的熱狂を伴って進められる13世紀,この地方から好戦的貴族の集団,サンチアゴ騎士団,アルカンタラ騎士団が誕生した。アルフォンソ11世はマリア降臨伝説の村グアダルーペに壮大な修道院建造を命じ,サラド川の戦(1340)でイスラム軍を破った。以後グアダルーペは巡礼地となった。…

【グアダルーペの聖母】より

…聖母は季節的にあるはずのないバラの花と,フアンのマントに写した自分の像を司教に見せる証拠として与えた。このマントは現在もグアダルーペ聖堂に保存されている。スマラガがどのような態度で事件にこたえたかは,今日必ずしも明白ではないが,まもなく出現の場には聖堂が建てられてたちまち多くの原住民の信仰の対象となった。…

【巡礼】より

…第3は,最も普遍的なもので,かつての土着信仰の聖地からカトリックの聖地に転じた土地への旅である。この種の聖地はメソアメリカにとくに多く,サポパンZapopan(グアダラハラ近郊),グアダルーペ,チャルマChalma(以上中央メキシコ),オコトランOcotlán(メキシコ,プエブラ州),イサマル(ユカタン半島),エスキプラス(グアテマラ)が著名である。ペルーではクスコ県に多く,とくにコイリュル・リティーが知られている。…

※「グアダルーペ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android