グライドスロープ(読み)ぐらいどすろーぷ(英語表記)glide slope

日本大百科全書(ニッポニカ)「グライドスロープ」の解説

グライドスロープ
ぐらいどすろーぷ
glide slope

グライドパスglide path)ともいう。ILS計器着陸装置)の地上施設の一つで、地上から指向性電波を発射し、航空機に滑走路への適切な進入角度を示す装置である。90ヘルツと150ヘルツに変調されたUHF帯の電波が、水平面に対し2.5~3.0度の上向きの角度の進入コースを形成するよう発射される。発信装置は滑走路末端から内側に約300メートル、滑走路中心線から約120メートル離れた位置に設置され、その有効到達距離は通常10海里(マイル)(約18キロメートル)で、ビームの幅は約1.4度の厚みをもっている。

[青木享起・仲村宸一郎]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のグライドスロープの言及

【計器着陸装置】より

…進入方向に対し左側が90Hz,右側が150Hzで変調されていて,中心線部分で両者の変調度が等しくなるように放射電場が設定されており,左右にずれるに従い変調信号が強くなり機上の計器上に変位度を示す。(2)グライドパスglide pathはグライドスロープglide slopeとも呼ばれ,適切な進入角を示す。滑走路の接地点付近(通常滑走路手前端から300m)の傍らに設置され,328.6~335.4MHzの指向性マイクロ波の放射電場により,接地点より通常2.5~3度上向きの進入路を形成する。…

※「グライドスロープ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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