グラーフシャフト(その他表記)Grafschaft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラーフシャフト」の意味・わかりやすい解説

グラーフシャフト
Grafschaft

フランク王国の最も重要な行政・司法区。フランク国王地方統治機構であるが,7世紀に早くも封建化が始っており,事情は地方ごとに異なっていた。概してローマ的伝統の強い南部では,北部西部よりもグラーフシャフトが確立していた。グラーフシャフトの長グラーフ Graf (ラテン語 comes。伯と訳す) は元来は国王によって任命されたが,やがて世襲化して国王の直接的監督から離脱し,地方の豪族領主となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のグラーフシャフトの言及

【グラーフ】より

…ラテン語ではコメスcomes。その管轄領域がグラーフシャフトGrafschaft(コミタートゥスcomitatus)である。ふつう伯と訳される。…

※「グラーフシャフト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む