グリーンシート市場(読み)グリーンシートシジョウ(その他表記)green sheet market

デジタル大辞泉 「グリーンシート市場」の意味・読み・例文・類語

グリーンシート‐しじょう〔‐シヂヤウ〕【グリーンシート市場】

非上場会社株式などを取引するために、日本証券業協会が開いた市場。平成9年(1997)7月、取引開始。取引所店頭市場で公開されないベンチャー企業などの資金調達を円滑にし、また投資家換金の場を確保するためのもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「グリーンシート市場」の解説

グリーンシート市場

一定条件を満たした株式未公開企業が、株式発行流通を行うことができる市場。1997年より日本証券業協会が管理、運営している。会社内容説明書の発行と、公認会計士による監査が義務付けられている。2008年2月現在、指定銘柄は80。この市場に関する公表媒体にグリーンの紙が用いられることからグリーンシート市場と呼ばれている。米国では、同様の市場のことをピンクシート市場と呼んでいる。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

会計用語キーワード辞典 「グリーンシート市場」の解説

グリーンシート市場

未公開企業の資金を円滑にし、その株式を売買することを目的とした、日本証券業協会が平成9年7月に始めた市場。グリーンシートは証券取引法上の有価証券市場とは異なるので、株式公開にはあたりません。

出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報

株式公開用語辞典 「グリーンシート市場」の解説

グリーンシート市場

未公開企業の資金を円滑にし、その株式を売買する目的の為、日本証券業協会が平成9年7月に始めた市場。グリーンシートは証券取引法上の有価証券市場とは異なります。よって株式公開にはあたりません。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グリーンシート市場」の意味・わかりやすい解説

グリーンシート市場
ぐりーんしーとしじょう

未公開株流通市場

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android