投資家(読み)トウシカ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

投資家
とうしか
investors

株式、投資信託、債券、外貨預金、金や穀物ほかの商品などで資金を継続的に運用して利益を得ようとする者。一般の人を個人投資家、銀行、証券会社、生命保険会社、損害保険会社などの企業を機関投資家という。海外投資家の影響力が大きい日本の株式市場などでは、とくに外国人投資家というよび方もある。最近はインターネットを通じて日々何度も繰り返し投資するデイトレーダーの比重が高まっている。
 日本では欧米に比べて個人投資家の比率が低く、個人資産の貯蓄から投資への流れを加速するために、個人投資家を税制面で優遇すると同時に、保護する仕組みが重要とされてきた。税制面では株式などの譲渡益に対する税率を優遇する措置が導入されており、あらゆる金融商品の課税を一本化する金融税制の導入が課題となっている。個人投資家の保護では、2006年(平成18)に元本割れのおそれがある商品全般を対象とする金融商品取引法が成立。投資家の利益を損なわないような販売・勧誘ルールを導入した。同時に上場企業に対し、四半期ごとに企業決算や財務状況を開示させ、投資家への情報開示を徹底させるようになった。
 古くから内外に著名投資家がおり、現代では、投資会社バークシャー・ハサウェイを経営するアメリカ人のウォーレン・バフェットWarren Buffett(1930― )や、バイクや自動車で世界中を旅するので「冒険投資家」とよばれるジム・ロジャーズJim Rogers(1942― )らが知られる。日本では相場師とよばれる投資家が戦前から存在した。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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