すべて 

ケネフチ(読み)けねふち

日本歴史地名大系 「ケネフチ」の解説

ケネフチ
けねふち

漢字表記地名「剣淵」のもとになったアイヌ語に由来する地名。「ケヌチ」(寛政一〇年頃「蝦夷地絵図」東京大学史料編纂所蔵)、「ケヌプチ」(蝦夷全図)、「ケ子ブチ」(山川地理取調図)などとも記され、「丁巳日誌」(天之穂日誌)は「ケ子は赤楊、ブチはフトの訛り也」と説いている。「蝦夷巡覧筆記」に「ケヌツチフ」とみえ、「川幅七八間(中略)夫ヨリ百間位山ヱ上ル、甚難所ナリ、山をウエウシト云」とある。天塩川川筋図(文化四年、近藤重蔵蝦夷地関係史料)に「ケヌプチ川筋 ケヌフチ 夷家」とみえる。「地名考并里程記」によれば「テシホ」の海岸より川上「ケヌプチブトと申所迄、川伝行程凡九十里程」という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

すべて 

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む