日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ゲルハルト(Hubert Gerhard)げるはるとHubert Gerhard(1550ころ―1620) ドイツ・マニエリスムの代表的な彫刻家。オランダに生まれ、ミュンヘンで没。1581年ドイツの財閥フッガー家に招かれて以来南ドイツで活躍した。ボローニャGiovanni da Bologna(1529―1608)の弟子と推定される。87年以後ウィルヘルム5世に仕え、ミュンヘンの城や教会の仕事に従事した。代表作はアウクスブルクの噴水、ミュンヘンのミヒャエル聖堂正面の『聖ミヒャエル像』。[野村太郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例