コケオトギリ(苔弟切)(読み)コケオトギリ(英語表記)Hypericum laxum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コケオトギリ(苔弟切)」の意味・わかりやすい解説

コケオトギリ(苔弟切)
コケオトギリ
Hypericum laxum

オトギリソウ科多年草で,アジア東部に分布する。日本各地の原野のやや湿った場所によくみられる。茎は細く,直立または斜生し,高さ5~10cmになり,基部は横臥してコケのように広がる。枝端に花を生じると,上部の葉の葉腋から新分枝を出す。葉は対生し,長さ 1cm足らずの楕円形で基部は茎を抱く。花は小さく,径7~8mmの黄色の5弁で,花弁より短い多数のおしべがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android