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コスチョンキ遺跡群 コスチョンキいせきぐんKostyonki

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世界大百科事典 第2版の解説

コスチョンキいせきぐん【コスチョンキ遺跡群 Kostyonki】

ロシア連邦南西部ドン川右岸,ボロネジ市の南40kmにあるコスチョンキ村および同市隣接地域に存在する後期旧石器遺跡群。コスチェンキ,コステンキとも呼ぶ。ドン川に注ぐ小支谷入口に形成された岬状台地の先端部に位置する。文化層は上部更新世の砂質粘土層中に包含され,遺跡のうちには何枚もの文化層をもつ多層位の遺跡がある。コスチョンキI,アレクサンドロフテリマンスクボルシェボIの多層位遺跡はヨーロッパの旧石器遺跡の中でも卓越した内容をもっている。

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世界大百科事典内のコスチョンキ遺跡群の言及

【氏族制度】より

…ここに氏族制度というのは,家族よりも大きく,部族よりも小さい氏族とよばれる血縁的な集団が,多かれ少なかれ独立した経済的・社会的・政治的単位としての機能をいとなんでいる社会すなわち氏族社会の制度をさす。記録された歴史のはじまる古代国家形成のころには,すでに封鎖的・自給的な村落経済は交易経済に変わり,民主的な共同体は階級的な権力による支配のために再編成されつつあったことが,遺跡や文献の上からうかがわれるが,その以前の社会は一般にここにいう氏族を中心とする体制の上に立つものであったという推定が,多くの学者によってなされてきた。…

【新人】より

…人類進化の最終段階の人類をさす新人類neanthropic manの略称。現生人類modern manともいう。その形態特徴は,時代的に先行する猿人原人旧人段階の人類とは明らかに異なり,Homo sapiens sapiens(ホモは〈人〉,サピエンスは〈賢明な〉の意)という学名が与えられている。今から約3万年前,後期更新世のウルム第1亜間氷期から現在にいたる間に地球上に生息した人類は,すべて新人の範疇に入るが,更新世の新人,すなわち後期旧石器時代人は化石現生人類Homo sapiens fossilisと呼ばれ,それ以後の新人と区別されている。…

【竪穴住居】より

…周縁に5本の主柱を立てて小枝で支え,上にマンモスの骨や皮,木材,草などで造った屋根をのせていたと考えられる。同後期グラベット文化に属するロシアのドン川右岸にあるコスチョンキ遺跡群のなかには,27m×8mの長楕円形の竪穴住居があって,中央に9基の炉が長軸に沿って2~3mの間隔をおいて設けられていた。ほかにも34m×23mという大型のものや径5~6mの不整円形の竪穴住居もある。…

【貯蔵穴】より

…概して屋内の貯蔵穴は小さくて浅く(径・深さとも数十cm),屋外の貯蔵穴は大きく深い(1~3m)。現在知られている最古の貯蔵穴は,後期旧石器時代(約2万年前)に属し,屋内の貯蔵穴,屋外の貯蔵穴ともに建築材・骨器の素材としてマンモスの骨が蓄えてある(ロシアのコスチョンキ遺跡群,ドブラニチェフカ)。西アジアでは,中石器時代の住居の屋内に貯蔵穴がある(パレスティナのエドワド洞窟前庭)。…

※「コスチョンキ遺跡群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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