住居址(読み)ジュウキョシ

精選版 日本国語大辞典 「住居址」の意味・読み・例文・類語

じゅうきょ‐しヂュウキョ‥【住居址】

  1. 〘 名詞 〙 人間の居住したあと。特に考古学上、石器時代以降、人間が住み生活した跡を示す遺構をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

最新 地学事典 「住居址」の解説

じゅうきょし
住居址

dwelling site

人類が居住した痕跡総称。旧石器時代の住居は,平地主柱のないテント式の上屋をつくる形式。径3m前後,5人未満の人を収容できる移動性に富む生活に対応した構造。縄文時代早期末には定住を始め,竪穴を掘り,主柱で屋根を支える丈夫な構造となり,屋内に炉をもつ。前期には,大型の建物が登場。竪穴をもつ建物,平地式のものがあり,最大例は43m×5mと長大で,分布は北日本に集中。東日本では,ほかにやや小規模の掘立柱建物の跡があり,高床倉庫,モガリ施設,サケの乾燥小屋などの案が提出されている。弥生時代には,竪穴住居と高床倉庫がセットとなる。首長が住む建物,祭りのための建物などが現れ,大型の建物の性格が変わる。古墳時代には,支配階級の建物は一般の人々の住む空間から分離し,いっそう大型化。堅魚木かつおぎ・棟飾りなどをつけ,他との違いを強調。竪穴住居はしだいに下層階級の住居へと変わる。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「住居址」の意味・わかりやすい解説

住居址
じゅうきょし

人間が寝起きして生活した痕跡のある遺跡岩陰洞窟や竪穴,煉瓦石造のものなどがある。竪穴住居址は地面に掘込んだ床,壁,柱穴,炉跡などの形で残っている。岩陰,洞窟などでは,遺物,炉跡などが証拠になる。洞窟遺跡は,普通入口近くで生活していたと考えられ,旧石器時代から存在していた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む