コルディレラさんけい
コルディレラ山系
Cordillera
スペイン語の綱を指す語から,山の連なりをいうが,最初南米のアンデス山系に名づけられ,次いで中米より北でも用いられるようになった。山脈・高原・地溝・谷などを含め,現在では大陸の主要部を占める大きな山系について一般的にも用いる。それは造山運動により生じた隆起帯で,褶曲や衝上断層が発達し,侵食が進んでいる。これを拡張して,いろいろな地質時代の山脈についても用いる。固有名詞としては北米西部の大山系を指す場合が最も多い。北米コルディレラは古生代のコルディレラ地向斜に始まり,中生代にはロッキー山脈地向斜と太平洋地向斜に分化し,ネバダ変動・ララミー変動を経て,第三紀末以降のカスケード変革によって現在の山系となった。
執筆者:清水 大吉郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のコルディレラ山系の言及
【アメリカ】より
…また,文化史的観点から,アングロ・サクソン民族の文化的伝統が強いアメリカ合衆国以北のアングロ・アメリカと,スペイン,ポルトガルのそれが強いメキシコ以南のラテン・アメリカとに区分することもある。
【地形】
パナマ地峡で結ばれた北アメリカ・南アメリカ大陸は,太平洋側に新期造山帯のコルディレラ山系,大西洋側に古い地塊,中央部に構造平野的な低地が配列しており,地形の概要は南北ほぼ類似している。環太平洋造山帯の一部を構成するコルディレラ山系が北アメリカ大陸北部のアラスカから南アメリカ大陸南端のフエゴ島まで続き,両大陸の西部山地の骨格を形成している。…
【アメリカ合衆国】より
…氷雪気候だけはみられないが,アラスカ南部の山岳地帯は氷雪気候と類似した気候を示す。アラスカ州とハワイ州を除く48州(本土と呼ぶこともある)では,大西洋岸のアパラチア山脈,中央部の平地,太平洋岸のコルディレラ山系に大別できる。コルディレラ山系はロッキー山脈,カスケード山脈,コースト・レーンジズ(海岸山脈)などの数列の山脈から構成される。…
※「コルディレラ山系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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