コワンユワン(広元)特別市(読み)コワンユワン(英語表記)Guangyuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

コワンユワン(広元)〔特別市〕
コワンユワン
Guangyuan

中国西南地方,スーチョワン (四川) 省北端,シェンシー (陝西) 省との境に連なるミーツァンシャン (米倉山) 山脈の南斜面にある特別市。3つの市区と4県から成る。チヤリン (嘉陵) 江の水運の上限にあたり,古くからスーチョワン盆地ウェイ (渭) 河平原 (関中盆地) を結ぶ交通の要地として知られた。魏晋南北朝時代から州や路の治所となり,明代には一時広元府の府治であった。パオチョン (宝成) 鉄道が通っている。農産物雑穀綿花が主。鉄の埋蔵があり,鉄鋼工場がある。唐から五代にかけて刻まれた千仏崖がある。人口 287万 7605,うち市区人口 85万 9991 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android