コールブルックデール(英語表記)Coalbrookdale

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コールブルックデール」の意味・わかりやすい解説

コールブルックデール
Coalbrookdale

イギリスイングランド西部,テルフォード・リーキン南部の集落シュルーズベリーの東南東約 20kmにあり,セバーン川に臨む。古くから製鉄業が盛んで,1709年エブラハム・ダービー1世によってイギリスで初めてコークスを用いて製鉄が行なわれたところとして知られる。1777~79年,ジョン・ウィルキンソンとエブラハム・ダービー3世によってセバーン川に建設されたアーチ式の車両用鉄橋コールブルックデール橋(→アイアンブリッジ峡谷)は,世界最初の全鉄製の橋として有名。1950年代まで用いられていたが,その後は国定記念物として保存され,1986年世界遺産の文化遺産に登録された。今日製鉄業は衰微し,金属電機などの工業が主産業。

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