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サロナ Salona

デジタル大辞泉の解説

サロナ(Salona)

クロアチア南部、アドリア海に面する都市スプリトの近郊にある都市遺跡。現名称はソリンイリュリア人が築いた町に起源し、古代ローマ時代は属州ダルマチアの首都が置かれた。7世紀に異民族の攻撃を受けて破壊された。現在は大浴場、円形劇場、フォーラムのほか、初期キリスト教の教会遺跡が残っている。

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世界大百科事典内のサロナの言及

【ダルマティア】より

…後9年イリュリクムは二つの属州に分割され,アドリア海東岸地域一体が属州ダルマティアとして知られるようになった。サロナSalona(現,ソリンSolin)を中心とする沿岸都市には,イタリア,ギリシア,オリエントから多くの移民や商人が流入し,肥沃な地域に定住したので,港や道路網が整備された。内陸部においては農耕民が村落形態で居住したり,なかには遊牧生活を続ける部族もあったが,渓谷地域にはウィラをもった大所領農場経営も散見される。…

【ユーゴスラビア】より

…イストラ半島のプーラにはアウグストゥス帝時代の円形劇場がある。ディオクレティアヌス帝が故郷ダルマツィアのサロナSalona近郊に建てた離宮(295-305)は,のちにスプリトの町に発展するが,よく保存され,1764年に建築家R.アダムが紹介してイギリス新古典主義建築の手本となった。
[中世]
初期キリスト教時代,ダルマツィアのキリスト教の中心であったサロナや内陸部のガムジグラードGamzigradやツァリチン・グラードCaričin Gradの都市址にバシリカ式教会堂の基礎が残るが,現存する最も重要な教会堂はイストラ半島のポレチPorečのバシリカで,6世紀のモザイクと内壁装飾が同時代のラベンナの作品に近い質を示す。…

※「サロナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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