サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂(読み)さんじょばんにいんらてらのだいせいどう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂
さんじょばんにいんらてらのだいせいどう
San Giovanni in Lateranoイタリア語

ローマの四大バシリカの一つ。4世紀前半に創建された。1309年までローマ法王はこの大聖堂に隣接するラテラノ宮に居住した。現在の建物は1646年から1734年にかけて改築されたバロック式。アプス(内陣後方の半円形の突出部)のモザイクは13世紀のもの。南外側にある回廊は1232年に完成した当時のままの古雅な姿をとどめている。北西側にある八角形の聖ヨハネ洗礼堂は、324年創建当時のままの基本形をもち、きわめて貴重な建造物で、後世の洗礼堂の様式に大きな影響を与えた。なお、この大聖堂のあるローマ歴史地区は教皇領、サンパオロ・フォーリ・レ・ムーラ教会とともに世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[紅山雪夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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