シェル・アシュール文化(読み)シェルアシュールぶんか

世界大百科事典 第2版の解説

ヨーロッパ,アフリカおよびアジアの一部では,中部更新世のころ,ハンド・アックスを指標とする前期旧石器文化が栄えていた。19世紀以来,フランスの二つの標式遺跡にちなんで,その前半は粗製ハンドアックスをもつシェルChelles文化,後半はより発達した石器を作り出したアシュール文化として区分されてきた。しかしその後,シェル遺跡の石器はアシュール文化のものが主体を占めていることが明らかになり,シェル文化の用語は,ヨーロッパではソンム河岸の遺跡名をとってアブビル文化に置き換えられた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

ミルクティー同盟

アジア各国の民主化を求める若者によるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上での同盟の名称。もともとは香港、台湾、タイなどの若者が自国の民主化を求めて行っていたそれぞれの抗議運動がSNS(ソ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android