粗製(読み)ソセイ

デジタル大辞泉 「粗製」の意味・読み・例文・類語

そ‐せい【粗製】

作り方が粗雑なこと。雑なつくり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「粗製」の意味・読み・例文・類語

そ‐せい【粗製】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つくり方が粗雑なこと。そまつな製造
    1. [初出の実例]「今世木具膳多くは春慶ぬり也、粗製なれども貴人に用之」(出典随筆守貞漫稿(1837‐53)二八)
    2. 「粗製を濫造して顧みざりしは遺憾なりといふべし」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉三)
  3. 精製する前のあらいつくり。
    1. [初出の実例]「汁は、〈略〉遂に白下と云へる、粗製の砂糖となる」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android