精選版 日本国語大辞典 「粗製」の意味・読み・例文・類語 そ‐せい【粗製】 〘 名詞 〙① つくり方が粗雑なこと。そまつな製造。[初出の実例]「今世木具膳多くは春慶ぬり也、粗製なれども貴人に用レ之」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)二八)「粗製を濫造して顧みざりしは遺憾なりといふべし」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉三)② 精製する前のあらいつくり。[初出の実例]「汁は、〈略〉遂に白下と云へる、粗製の砂糖となる」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例