シガレットペーパー(英語表記)cigarette paper

翻訳|cigarette paper

改訂新版 世界大百科事典 「シガレットペーパー」の意味・わかりやすい解説

シガレットペーパー
cigarette paper

紙巻きタバコ用の薄葉紙。一般にライスペーパーという。日本では一部の製品を除き原料には亜麻パルプを用いる。燃焼速度をタバコの燃焼速度と等しくしたり,灰を固まりやすくするために,紙中に炭酸カルシウムを約30%含有させているが,喫煙時の味および健康上の問題から,他には酸化チタン以外の添加物はほとんど含まない。通気性をますためにコロナ放電によりごく微小な孔をあけた紙もある。非常に薄く,坪(きん)量は21g/m2である。
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百科事典マイペディア 「シガレットペーパー」の意味・わかりやすい解説

シガレットペーパー

巻タバコ用の薄い紙。俗にライスペーパーともいう。原料はおもに亜麻パルプで,上質の化学パルプを混ぜたものもある。填料(てんりょう)として炭酸カルシウム,酸化チタンを加える。特性は無味無臭。

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