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シニョレージ しにょれーじ seigniorage

翻訳|seigniorage

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知恵蔵2015の解説

シニョレージ

貨幣発行により、発行者(中央銀行等)が得る、通貨の額面と発行コストの差額及びその資金運用益。政府歳入をシニョレージに依存すると、過剰に貨幣が供給されインフレーションにつながる。さらに政府債務である国債の実質価値が低下し、インフレ税として民間部門から政府に富の移転(政府の実質債務の減少)が起こる。また、発展途上国の場合、自国通貨を放棄しドルを流通させれば、米国の金融政策を導入し国内経済の安定化を期待できるが、シニョレージの喪失やドル化導入の当初コストは相当大きい。なお、ユーロ(欧州単一通貨)のように通貨統合を行う際には各国通貨当局は、通貨主権の放棄に伴い、シニョレージを放棄するが、通貨同盟下の統一的中央銀行には、それまでの各国中央銀行に代わり獲得するシニョレージを加盟国にどのように配分するかの問題が生じる。

(絹川直良 国際通貨研究所経済調査部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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