コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シニョレージ しにょれーじseigniorage

翻訳|seigniorage

1件 の用語解説(シニョレージの意味・用語解説を検索)

知恵蔵の解説

シニョレージ

貨幣発行により、発行者(中央銀行等)が得る、通貨の額面と発行コストの差額及びその資金運用益。政府歳入をシニョレージに依存すると、過剰に貨幣が供給されインフレーションにつながる。さらに政府債務である国債の実質価値が低下し、インフレ税として民間部門から政府に富の移転(政府の実質債務の減少)が起こる。また、発展途上国の場合、自国通貨を放棄しドルを流通させれば、米国の金融政策を導入し国内経済の安定化を期待できるが、シニョレージの喪失やドル化導入の当初コストは相当大きい。なお、ユーロ(欧州単一通貨)のように通貨統合を行う際には各国通貨当局は、通貨主権の放棄に伴い、シニョレージを放棄するが、通貨同盟下の統一的中央銀行には、それまでの各国中央銀行に代わり獲得するシニョレージを加盟国にどのように配分するかの問題が生じる。

(絹川直良 国際通貨研究所経済調査部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
知恵蔵について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone