喪失(読み)ソウシツ

デジタル大辞泉 「喪失」の意味・読み・例文・類語

そう‐しつ〔サウ‐〕【喪失】

[名](スル)うしなうこと。多く抽象的な事柄についていう。「資格喪失する」「権威喪失」「記憶喪失
[補説]書名別項。→喪失
[類語]失う遺失散逸滅失流失消失消滅消散忘失雲散霧散雲散霧消離散四散飛散立ち消え消える失せる散る失する無くなる無くす無くする無くなす亡失する紛失する落とす

そうしつ【喪失】[書名]

庄司薫短編小説本名の福田章二名義で発表。東京大学在学中の昭和33年(1958)に機関誌「駒場文学」に発表した「白い瑕瑾」を改稿・改題したもの。同年、第3回中央公論新人賞受賞。昭和34年(1959)、同作ほか全3作を収めた同名の小説集を刊行

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精選版 日本国語大辞典 「喪失」の意味・読み・例文・類語

そう‐しつサウ‥【喪失】

  1. 〘 名詞 〙 失うこと。現代では主として、抽象的な事柄についていう。
    1. [初出の実例]「たとひ身命を喪失せしめずといふとも、真父の宝財なげすつべきにあらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持)
    2. 「心神喪失の常況に在る者」(出典:民法(明治二九年)(1896)七条)
    3. 「今やわたしはそつのない語り手である資格を喪失してゐるのだ」(出典:普賢(1936)〈石川淳〉一二)

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普及版 字通 「喪失」の読み・字形・画数・意味

【喪失】そうしつ

失う。

字通「喪」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「喪失」の解説

喪失

森村誠一の推理短編集。2007年刊行。

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