シャイバーン朝(その他表記)Shaibān

山川 世界史小辞典 改訂新版 「シャイバーン朝」の解説

シャイバーン朝(シャイバーンちょう)
Shaibān

1500~99

ウズベク人によって中央アジアに建設されたイスラーム王朝。ジョチの子シバンの後裔であるシャイバーニー・ハン(在位1500~10)が,ティムール帝国を滅ぼして創建。彼がサファヴィー朝と戦って敗死した際,一時バーブルに国を奪われたが1512年に再興した。ハン権力は弱く王族の自立性が高かったが,アブドゥッラー2世(在位1583~98)は,中央集権化を進めて公共事業を興し版図を広げた。彼の死後急速に後継者を失い,ジャーン朝に政権が委譲された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android